SNSは信じるのに、誰も私の「言葉」は聴いてくれない――。残酷で、温もりのある物語。
些細なきっかけで、仲の良かったグループからいじめの対象になってしまった高校二年生の祥子。
学校にも家にも居場所がない祥子にとっての毎日は、まるで溺れているようで、息苦しい。
そんな祥子は、ある日「名前のない」喫茶店を見つける。
中に入ってみるとそこには、あたたかな珈琲を淹れてくれるマスターと、個性的な常連客、そして祥子と同じくらいの男子高校生、皐月がいた。
誰にも思いを言い出せず、息が詰まりそうだった祥子は、いつしか彼らに自分の犯したある「過ち」を告白。優しく迎えてくれたその喫茶店で、祥子はようやく苦しかった気持ちがほどけていくのを感じ……!?
全てを犠牲にしてでも、 もう一度彼女を幸せにしたい――そう思ったんだ。
「どうか、何も知らないまま、永遠に幸せでありますように」
初恋の人――柳葉美緑と結婚して三年。俺は幸せな生活を送っていた。
しかしある日、その幸せは絶望へと反転する。
突然襲った病魔が彼女の命を奪ったのだ。
彼女を救うため、俺は時間を巻き戻す力を使い、中学生から人生をやり直すことに。
ただし副作用として、巻き戻した時間の五倍の寿命が縮められる。
それでも、もう一度彼女を幸せにしたかったんだ。
だから、だから俺は――。
読後必ずあなたは読み返す。
驚愕の結末に涙が止まらない! 一途な愛の物語。
決して結ばれることのない、余命僅かな少女と死神の切ないラブストーリー。
「はじめまして、僕は死神です。君の魂をもらいに来ました。」
病室で目を覚ました真尋は、ある日突然目の前に現れた死神から三十日以内に自分の命が尽きることを告げられる。今まで入退院を繰り返しずっと一人ぼっちだった真尋にとって、死ぬことは何も怖くない……はずだった。しかし不器用だけど優しい死神と日々言葉を交わすうちに、どんどん彼に惹かれている自分に気がつく。もっと生きたい。けれど、無情にも運命の日は訪れてしまう。そんな真尋に、死神は今までついていた“嘘”を告白しはじめる――。
桜の散る頃、君のために僕は泣こう。忘れない、忘れられない――感動の物語
次の春も、また次の春も、ずっとずっと君のために僕は泣こう。
転校をきっかけに、故郷に戻ってきた栞。
幼馴染みで初恋の相手との再会を楽しみにしていたが、彼――葉桜はまるで別人のように冷たくなっていた。
ところがある日、葉桜が泣いているところを見つけた栞は、彼の“涙の秘密”を知ってしまう。
その秘密のタイムリミットは『来年の春』。
葉桜を助けるために思い出作りに励むが、一方で栞もずっと言えなかった想いを抱えており……。
切なさが募る、号泣必至のラブストーリー!
コンテストの受賞作の刊行を記念して、応援キャンペーンを開催!
より多くの読者の皆様に作品を楽しんでいただけるよう、さまざまな企画を用意していきますので、ぜひチェックしてくださいね♪
KADOKAWAの小説投稿サイト、"カクヨム"&"魔法のiらんど"発の単行本が、5月~8月まで4カ月連続刊行中!
第2弾では7、8月刊をピックアップして実施いたします♪
対象のリツイートをしてくださった方の中から抽選で、対象作品の著者サイン本を合計9名(各作品3名様)、スターバックスコーヒーeギフト(1,000円分)を合計30名様にプレゼント!
応募期間:2020年8月17日~2020年8月31日23時59分ツイート分まで
<対象作品>
「この気持ち、誰かに共感してほしいな」「エモい瞬間を共有したい!」などと思うことはありませんか?
本キャンペーンでは、今の気持ちやエピソードにぴったりなハッシュタグを選んで呟いて、どんどん共感を呼んじゃってください!!
素敵なつぶやきをしてくださった方には抽選で、著者のサイン本合計7名様(各作品1名様)、図書カードネットギフト(1000円分)を10名様、Amazonギフト券Eメールタイプ(1000円分)を10名様にプレゼント!
2020年7月15日~2020年7月31日23時59分まで
#エモくて繋がりたい
#桜と涙
#痛いほど恋したい
#君と明日を駆ける
#優しいカレ
#何度でも君に恋をする
#青くて溺れる
#光合成理論
ビーズログ文庫公式Twitterをフォローいただき、対象作品の画像付きポエムの中からお好きなものを投票し、その投票結果をリツートしてください。
リツイートいただいた方の中から抽選で、対象作品の著者サイン入り複製原画を合計20名様(各作品5名様)、ハーゲンダッツのギフト券(1ヶ月分)を3名様にプレゼント!
応募期間:2020年5月15日~2020年6月30日23時59分まで
<対象作品>
いとこの死の原因は自分なのでは?
自分は恋が出来ない体質なのでは?
というとても重い問題を一生懸命悩み、
立ち向かっていく「聖良ちゃん」が生き生きと描かれていて、
とても眩しく、少し胸が苦しい。
彼女の辛かった青春の1ページ。
次のページは、きっと明るく楽しい。
今が辛いと思っている「あなた」にぜひ読んでほしい。
(TSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店・中江さま)
最近、ミステリーやエッセイばかり読んでいたので、
高校生が主人公のお話を読んだのは久しぶりでした。
「恋」という単純で甘く感じるものが、人の感情を揺さぶって怒りに変えたり、
喜びに変えたりすることを改めて感じたように思います。
私も菜々子の母が言っていたように、恋を理解しなくてもいいと思います。
人と関わるだけ成長するから。
でも、理解しようと思うくらい想う相手が見つかった時、
素直になれるのは、とても素敵なことだと感じました。
この気持ちが、今の10代の子どもたちに伝わるといいなと思います。
(宮沢書店 TSUTAYAイオンタウン館山店・新藤さま)
「恋をする」「恋される」この2つをつなぐ1点は何なのかを考えさせられました。
「好き」という想いだとずっと思っていたけれど、
それで全てをわかり合ったり伝え合うことはできない。
好きだから相手を理解できる。好きだから相手を理解できない…。
この逆説を教えてくれる作品だと思いました。
(マルサン書店 サントムーン店・原田さま)
恋の形が一通りではないように、青井と聖良の間に
形成されていくものは、二人にしか作ることのできない
“恋”の形になると思う。
“恋”とは何か。相手にキモチを焦がすことをさすなら、
菜々子と聖良の間にも“恋”は成り立つし、
三原と聖良の間にも“恋”はあるのかもしれない…と思いました!
(書籍ご担当者さま)
有川は不器用だけどとても優しくて最後までしっかり約束を守るところに惚れました。
N高4期生 daichi
この作品では何か辛いことがあっても、たとえ何か自分が悪いことをしてしまったとしても、しっかり自分で考え、周りの人と支え合うことで前向きに進むことができるということを改めて考えさせられました。
N高4期生 お菓子君
人が人を引っ張ったり、人と人がぶつかり合うことで、生まれる人間的エネルギーをとても感じられる作品でした。
ストーリの展開的に全体を通して、一つの事柄がゆっくりと解決に進んでいくのですが、途中で起こる一見関係ないようにもえるささやかな揉め事や会話によって、ちょっとずつ、ちょっとずつ、主人公の考えがかわっていったり、勇気付けられるまでの心情変化がとても丁寧のなぞられていて、全ての事柄において、とても人間味を感じられる作品だなと思いました。
N高 iroha
有川くんの一途で純粋な思いに何度もキュンとしました。
親友とのお別れを乗り越えて、支えてくれた大切な人に思いを伝えることができた、夏の風のような物語でした。
N高 amuro
冒頭からすごく面白そうで主人公の悔しそうな気持ちが伝わってきました。
主人公たちはトラウマを抱えていてそのトラウマのせいで夢や全てを諦めてしまう。そんな冒頭のシーンがすごく悲しかったです。
N高3期生 canal
自分をよく知り、時に慰め、時に叱る存在。彼女が立ち直れたのも彼の存在あったの事だろう。私もそういう存在に出会いたいものだ。
N高 yuuya
周りに助けられながらも、自分の心に正直に生きることから逃げなかった主人公に心打たれた。
自分と向き合うことから逃げては何も始まらない、そんなことを教えてくれる物語だった。
N高4期生 りん
後悔に追われる元陸上部の少女と、その少女をまっすぐ追い続ける少年。青春の日常をおくる少女たちの感情の絡み合いが面白かったです。
N高4期生 ゴトウ
魂をとることは死神としての当たり前の行為。
でも彼は今までずっと考えて、苦悩して、後悔して…。
率直にこう思いました。「お前死神に向いてないよ」と。
そしてそう思った時、私は泣いていました。
N高4期生 こっきん
私はこういう終わりが全く予想できない作品が大好きなので、
この作品もとっても面白かったです。
商品化したら、また買って読みたいと思います。
N高 yuuto
余命三十日。淡々と過ぎていく日常で芽生える恋心が、
なぜ芽生えたのか。全く着目していなかった部分も伏線で、
タイトルにある「君のための嘘をつく」が、なぜ「君のため」なのか。
なぜ嘘をつくのか。ハッピーエンドなのに寂しさと切なさが残り、
忘れられない作品となりました。
N高 hyuui
死を望む少女とそれを渋る死神。本来であれば真逆の思想だが、
だからこそこの物語は美しいのだろう。
N高 yuuya
この物語は一途でとても眩しくて、温かくて、甘くて、苦くて、胸が痛くなりました。
N高 amuro
所々に散りばめられた伏線、ほのぼのとした空気から一変した
緊張感のある場面。その巧みな心情描写には思わず心を動かされました。
王道なのにありきたりじゃない独特の世界観。最後の描写、すごい好きです。
N高 gaiya
確実に縮まっていく少女と死神の"心の距離"に、読んでいる私の心もドキドキしました。
N高 iroha
自分も小さい頃から身体が弱く何度も入院をしていて、親に迷惑をかけているという
罪悪感、自分はいない方がいいと思ったことがあり、
読んでいるうちに真尋の心情に感情移入していました。
N高4期生 お菓子くん
ストーリーは面白かったです。死神さんのキャラも素敵でしたし、
最後は一気に読んでしまいました。
N高 sakiko
個人的に男女の恋愛物語を楽しめるクチではないのですが、 読んでいく中で登場人物の尊さに説得力を持たせてくれ、 終盤では主人公を始め全ての登場人物がグッと身近な存在に感じました。
N高 yuuna
優しくて素敵なストーリーでした。実はあまり恋愛小説は読まないのですが、この小説は読み始めたら止められず一気に読んでしまいました。
五章の最後まで、真実に気づけず、知った瞬間「うわぁ」と感嘆しました。
チョコレートやココアは気になっていたのですが、これが重要な伏線になってるとは。
真実を知ってから読み返すと、また違った景色が見えてくるようで面白かったです。
ファンタジー要素を織り交ぜた切なくて優しい物語で、若い世代の方にたくさん読んで欲しい1冊だと思いました。
(フタバ図書GIGA祇園店 山崎(※崎の字は立のほうで)様)
これから何が起こるのだろう?
予兆にドキドキしながらページをめくる。
解き明かされる真実に、驚き、叫びたくなるも、この作品の優しさに包まれるのだ。
究極の愛がここにある。
二度読みで、さらに幸せな時間を過ごしたい!
(うさぎやTSUTAYA矢板店 山田様)
この作品を読ませていただいて感じたのは、いじめってそんな簡単に解決する問題じゃないと思いました。
ayumi
かつて、形違えど同じような「傍観者」の位置に立ったことがありました。直接的には悪いことをしていないはずなのに、あたかも自分が一番悪いかのように思えて、当時はとても辛かったです。
私は彼女のように緩やかに立ち直ったわけではなく、ただ時間だけで今立っています。私が今いる時間はただの息継ぎかもしれない。そう思うとまた怖くなってきました。
私の家の近くにもいいい感じの坂があるので、喫茶店とかあらわれたりしないですかね。
N高4期生 こっきん
この物語を読み始めてまず感じてしまったのは、私はこの物語の結末は必ずしもハッピーエンドではないということ。 喫茶店で押して貰った背中の温もりを抱いて、二人はこれからを生きていくことと思います。風に乗って届いた乾いたベルの音に溺れさせて頂きました。
fuuta
私たちは気軽にSNSを使用している。この本の中で私がハッとさせられたのは、「名前も知らない誰かが書いた言葉は信用されて、目のにいる私の言葉は信用されない」ということ。
理屈ではわかっているけれど、自分が信じたい情報が書かれていたら、そっちを信じてしまうのが人間というものだろう。
この物語の中で、主人公は支えになる人ができ、前を向く勇気をもらっていた。
言葉にしないと伝わらないということ、人の内側に触れる勇気を持つこと。自らの小さな一歩から変わる世界もあるのだということを、この物語は教えてくれた。
N高4期生 りん
自分を知らない人だからこそ素直に話せることもある。
自分にとっての当たり前のことも、他の人が見たら一つの幸せで、視点を変えるだけで人生は変わるんだな、と思えた。
N高3期生 ぬか
中盤までは、苦しい展開が多く細かいショーコの心理描写に本当に私が苦しくなってしまったが、すごくスピード感があって、本当に読みやすかった。
クロさんやラムさん、マスターがなんか浮世離れした感じだなと思っていたら……。
終盤の、ショーコが徐々に変わっていくのは蝶々の脱皮でも見ているような感覚で、快感という感じではないのだが、ああ、本当に勇気で人は変われるんだな、それが周りを変えれる力なのだとわかった。
N高4期生 すず
悪意のある行動というのは非常に単純だ。
「嫌いだから」「うざいから」このような簡単な理由で人を傷つける事が可能なのだ。そしてそれは自分自身にも当てはまる。
本作の『青くて、溺れる』では、生者の葛藤と死者の絶念という陰陽が『自分を捨てた人』と『捨てようとしている人』という表現で綴られている。
主人公が彼らに救われたように、彼らもまた主人公に救われたのではないかと私は思うのだ。
yuuya
暖かいお話ですっと心にしみわたりました。こんな暖かい場所にいつか自分も巡り会いたいです。
amuro
私が以前の高校で不登校になっていた頃に、この小説に出会いたかったと心から思えるお話でした。
祥子のようになかなか誰にも相談できず、1人で悩む期間が長かったので、「思っているだけじゃ気持ちは伝わらない」という言葉がすごく心に刺さりました。
また、ラムさんのセリフで「人の内側に触れる勇気」という言葉はこれから大事にしていきたい言葉の1つになりました。
N高4期生 かじもん
すごく考えさせられるお話でした。
昨今のSNSの普及によるいじめを題材にしたこともさることながら、喫茶店の秘密も秀逸で、登場人物の会話も考えさせられることばかりで一気に引き込まれました。
特に、マスターの「それにね、夢はひとつじゃなくていいんだよ。時にはその夢を手放してしまうこともあるけれど、いくらでも持っていていいんだ」という言葉にちょうど進路で迷っていたところだったのですごく救われたような気持ちになれました。
N高4期生 咲
自分には難しい表現が多く漢字を調べることとが多かったのでなかなか世界に入り込めなかったけど、意味を調べて読んでいくと、映像化されたらとても綺麗だろうなとか思いました。
daichi
『青くて、溺れる』を読んで、私は人間の愚かさや脆さ、SNSの怖さ、そして自分の居場所の大切さについて考えさせられた。
やはり自分の居場所があるということはとても心強く、生きている価値を持たせてくれると思う。
家族や喫茶店など場所はどこでも構わないが、自分がいて良い場所、必要とされている場所、居心地がいい場所などがあるだけで少し辛いことがあっても乗り越えられると思う。そういう場所を大切にしたいと思う。
N高4期生 Rina
綺麗事を並べてるだけじゃない、この世界の美しさが描かれていて、心にじんわりきました。
人間もまだ捨てたもんじゃないと思えるような、丁寧な物語の紡がれ方で素敵な物語でした。
N高4期生 ゆずゆ