書籍情報
まほろばの鳥居をくぐる者は
霊験あらたかな“まほろば”の地、奈良を舞台に繰り広げる現代ファンタジー
神社の娘、宮子の初めての友達は、『幽霊』だった。
幼い頃から“視える”力を持つ宮子にとって、それはごく自然なことだったのだ。
ある日宮子は、母親を凄惨な事件で亡くし、壊れそうな心と向き合うため修験者の弟子となった少年・寛太と出会う。
「あいつは死んでいる。お前ももう、わかっているんだろう?」
寛太に現実を突きつけられた宮子は、この世に未練を残す魂――友達を【あるべき姿】に戻すことを決意するのだった。
以来、互いに“視える”ことで感覚を共有し、“正しく”心を育てる寛太に惹かれていく宮子。
そんななか、寛太の母親を殺した犯人の判決が下される。
宮子は憎しみと後悔で揺れ動く寛太の救いになりたいと願うが、寛太は「女人に触れない」というさらに厳しい戒を己に課してしまい――!?
- 発売日 :
- サイズ : 四六判
- 定価 : 1,320円(本体1,200円+税)
- ISBN : 9784047366633
「 まほろばの鳥居をくぐる者は」シリーズ
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まほろばの鳥居をくぐる者は
発売日 : 2021年06月30日
読み始めは怖い物語かと思って読んでいきましたが、魂の想いや主人公や周りの人々の想いなどが伝わってきて後半では読みながら泣いていました。すごくよかったです。また新しい作品を読みたいです。待ってます。
投稿者:あいすこーひー